ネジをナメたスピードプレイは救えるのか
先日とことんナメたスピードプレイ
もうネジ穴じゃなくて、ただの丸穴です。
元はこうですもん。
最悪な事に、ネジが少し緩んだままこの状態ですので、ダマシダマシ使う事すら出来ません。
外せないと、樹脂製のペダルボディを破壊し、出来る限りのパーツ活かすしかないですね。
そこでコレ
その名も「なめたネジはずしビット」というモロそのまんまのなめたネーミング。
しかし、「なめたネジ はずし方」なんて検索したら即ヒットすることでしょうから、小林製薬の「キズあわわ」「熱さまシート」的な発想でしょうか。
コレだけでは使い物にならず、電動ドライバーが必要です。
使い方は簡単、なめたネジの中心に下穴を開け、そこに先端に逆ネジが付いたビットをねじ込む。
もちろん逆ネジだからこのビットを締めると、なめたネジは緩んでくるといった寸法です。
電動工具でボルトに対して垂直に穴を開ける必要があるので、ペダルが動かないようにバイスで固定。
キズが付かないよう布で養生し、シャフトとボルトの供回りを防ぐ為15mmのスパナをかませています。
潤滑剤をシューっとね。
まずはドリルで下穴を開けます。
この時は回転は時計回りです。
出来る限り、ネジ穴の中心に垂直に慎重に穴を開けます。
そしてビットをひっくり返し、逆ネジが付いている側にします。
逆ネジを締めるので、回転は反時計回りです。
すいません、集中してイッキに作業したので画像が飛んでいます。
あるていど逆ネジが入ったところで、ビットを電動ドライバーから外し、付属のレンチで締めます。
この時もモチロン反時計回りですよ。
ヤッター!!なんとか外れてくれました。
これでボルト以外のパーツは無駄にせずにすみました。
この「なめたネジはずしビット」はANH2-065という型番でステンレスネジ非対応のモノだったのですが、スピードプレイのボルトはステンレス製だったのか、片側の取り外しだけでドリルが潰れてしまいました。
ANH2-066というステンレスネジ対応のモノの方があるのでソチラの方がいいでしょう。
さあ、次はベアリングメンテナンスですかね。
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