カッタカの知ったか

冥府魔道の自転車道を、無人の野を歩むがごとく逝く漢・カッタカのブログです

壱岐サイクルフェスティバル参戦記

6月9日(日)の壱岐サイクルフェスティバル走ってきました。

当日は数日前の天気予報を裏切り、未明からの大雨で出走しなかった人もいたんじゃないでしょうか。

かく言うワタシも雨の日には自転車に乗らないと決めているので、今回はサイクリングする事にしましたw

 

壱岐サイフェスは当日の出走受付でスターティンググリッドが決まる為、いつもなら7時前には受付に向かうのですが、サイクリング気分のワタシは「最後からノンビリでいいや」とばかりに遅めに宿を出発しました。

宿を出ると雨、壱岐サイフェスで雨が降るのは97年以来だと記憶しています。

実はカーボンホイールで雨中を走るのは初体験なワタシ、宿からスタート地点までの数kmの下り坂、あまりのブレーキの効かなさに悲鳴を上げ続けていました。

 

受付を済ませると1列6人の44列目、前には250人は居る勘定になりますが、グリッドは57列位まで区切ってありましたからまだ最後尾ではなかったようです。

例年ならばウォーミングアップをするところですが今回はそれもなし、雨宿りをしつつストレッチ、同じ考えの人達と今日の天気を恨みあっていました。

それでも本気モードの人達はガッツリ走ってましたけどね。

 

幸いスタート前には雨はほぼ止み、レーススタート!

スタートから1~2kmはパレード走行、晴れの日ならばお構いなしにレースが始まってしまうのですが、流石に今日は皆さん慎重に走行しています。

最初の登りから本当のレースが始まりました。

壱岐サイフェス想定の練習が効いているのかアップもしていないのに思いのほか脚が回りますが、路面がビチョビチョなので無理はいたしません。

 

しかしながら天候の回復が凄まじく、明らかに路面が乾いてきています。

ホイールも濡れることなく、ブレーキも普段どおりに効き始めていますし・・・

カラダも温まってきたし、普通に走れるんじゃね~?

もう10km近く走っていますが、ワタシのレース、スタートですw

 

自転車レースの面白い所は10kmも走っていると否が応でも同じくらいの脚力の人と集団になってしまう事です。

しかしワタシ程度のヘッポコホビーレーサーのスピードだと全くの素人さんよりは速いのですが、他のスポーツで基礎体力があるヒトだとコレくらいは出せたりします。

それがどういう事かと言うと、技術や戦略は知っているヘッポコさんと、始めたばかりで走り方も知らないけど結構速いヒトが同じ集団になると言う事です。

 

御存知の通り、自転車は先頭交代しながら走った方が速いのでローテーションを促すのですがなかなか上手く回りません。

8人程度の集団の意思を統一するのに、これまた10km程掛かってしまいましたw

 

しばらくは何と上手く回っていたのですが、一人全然先頭を引かないヒトが・・

隣に来たヒトに「あの○○番のヒト全然引かんばい」とこぼしたところ、知り合いだったらしく

「初めてやけん、引かんように言ったけど引くように言います」と引かんボーイに忠告してくれました。

 

しかしこの忠告がこの集団の蜜月を終わらせる事になるとは・・・

引かんボーイの彼、走り方を知らない初心者剛脚さんだったらしく、思いっきり集団をバラバラにしてくれましたw

きっかけを作ってしまったワタシもやっとこさでコバンザメのありさまですw

集団が3~4人になった所で残り10km、ここからは最後のアップダウンなので集団関係なしの地力勝負、ジリジリと抜いたり抜かれたりを繰り返しながらの極低速スパート、瞬間アタックの応酬ですw

ワタシも自転車歴18年で培った体力、知力、演技力の全てを惜しみなくひりだしました。

 

トップから20分遅れの凡タイムですが、ゴールラインをくぐる気分だけは引けは取りません。

先ほどまでは、この世で一番憎い競争相手も今は共に戦った戦友です。

「いや~キツかったですね~」「路面の滑って怖かったですね~」等と言葉を交わしつつ握手。

 

走っている最中は「なんで、こがん雨の中を走っとるとかな~オレ。」「早く終わらんかな~」と思っていましたが、終わってしまうとあっという間で、もうすでに来年の参加を誓ってしまいます。

 

たいしたタイムでもありませんでしたが、この天候で昨年より1分程度縮んだのでワタシ的には大満足です。

次のレースは英彦山サイクルタイムトライアルかな。

 

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